2022/12/14

予想通りすぐ修正が入った

というわけで、11/30に1.4が出てから、12/12にすぐ修正が入りました
 
  • Fix CRF with maxrate bug causing bitrate to be significantly limited for CRF encodings
  • Fix command line parsing forcing 1-pass in a 2-pass encoding mode when the --keyint=xs format is used
  • Fix decoder segfault due to assuming aligned buffers in the inverse transform assembly
  •  
    特に一つ目がひどいのですが、これって1.4のエンバグなのか、それ以前からなのか・・・
    なんか1.1以降同じCRF/profileに対してVMAF値が下がってるのでその時のか?
    まぁ、確認してみればわかりますか。 
     
    →VMAFのスコアの変化は測定の変化(VMAF2.3.0→2.3.1)の影響だったので気のせいということで。
     
    それよりも、従来のHierarchical levels=5を指定した時に比べてサイズが縮まなくなってて1.40からの「Adopted the 6L / 32-picture mini-GOP configuration」ってのが気になっています(ここの修正が入ると思ってた)。

    と眺めていたらe46bec15でDynamicGopが追加されてた(EnableDgはデフォルト1)。どうなることやら

     SVT-AV1 v1.30/1.41で--crf 22 --preset 5 --hierarchical-levels 5でエンコードした時、
    gop size / mini-gop size / key-frame type             : 161 / 32 / key frame
    って出てくるので同じL6になっているはずなのに、
    V1.30:
    VMAF(mean)= 97.15、Bitrate= 2328.38 kbps、14.47fps
    V1.41:
    VMAF(mean)= 97.31、Bitrate= 2609.42 kbps、17.73fps
     
    ってなってv1.41では明らかにファイルサイズが大きいんです。
    VMAF(品質)や速度もちょっと違いますが、そこは誤差(というか向上)の範囲かと。
     
    ちなみに、1.41+のDynamicGopのコミットでもやってみたけど変わらなかった。残念・・・
     
     
    その後、#2034でも同じようになんかおかしいよ、という報告が入ってます。
    みんな同じことを疑問に思うようなので、きっとそのうち改善されるでしょう
    https://gitlab.com/AOMediaCodec/SVT-AV1/-/issues/2034
     
    →どうにもおかしいな、と思っていたら、上記のビットレートが変わった理由は
    Adopted the 6L mini gopではなく、Re-tune presetsが影響しているみたい。
    何かというと、crf24でほぼ同じ品質・ビットレートになったので。
    無駄にソースとか眺めてしまった・・・

    0 件のコメント:

    コメントを投稿