2022/06/05

しまなみ・ゆめしま・とびしま


 海道へ行ってきました
 
水曜に「金曜休みだから、木曜も定時帰りだね」と言われ、そういえばそうだ、と突発的にしまなみへ行こうと思い立つ。
朝5時起き、5:30に出発すれば名古屋始発の新幹線に間に合うぜ、とか思いつつとりあえず特大荷物付きの新幹線を予約。
 
とはいえただルートを走るだけは今までもやってるので、下調べ。
ホゥホゥ、最近はとびしま・ゆめしまも走りやすくなってきたらしい。
ゆめしまの岩城橋は3月に開通したばかりとな。
何それ楽しそう、と思って木曜は12時過ぎまでルートをあれこれ検討
 
そして、5時に起きたのはいいけど、そこからサドルバックやっぱり大きいほうが良いのでは?とか悩みだす。
(前日に小さいほうで行こうと決めてたにもかかわらず)
で、あたふたと5:35頃に家を出る

特大荷物の新幹線は快適。岡山でこだま(500系)に乗り換え(こっちも荷物付き)
8:40頃新尾道で降り、自転車組み立て場がちゃんと確保されてる(三角コーンが立ってるだけ)じゃないか、と感動しつつ、あれ?そういえばリュックにヘルメットとサングラスしか入れてない気がしてきたぞ?と見直すとやっぱりそのとおり。
サドルバッグには着替え(下着とシャツだけ)、日焼け止め、小分けにしたシャモアクリーム、充電用コードを入れてある。
で、電車移動時はシューズソックス(SKINNERS)とジャージ・レーパン・シャカパンを着て、ポケッタブルリュックは背負ってる。
財布と携帯も持ってる。
自転車はあるし、ボトル・ツールボトル・サイコン・前後ライト・ベルも付いてる。

・・・足りないとすれば、グローブとシューズ。
グローブと「シューズ

まぁ、まだ慌てる時間じゃない、と何事もなかったかのように自転車を組み立て、すべてをサドルバッグにしまい、きっとGIANTストアにあるさ、確か9:00から開いてるからね、と気軽に出発。
9時すぎにGIANTストアへ入り、開口一番「KEOのクリートあります?」
 
そう、ビンディングシューズは売ってるでしょう。
でもペダルはGarmin VectorJ、KEOのクリートがないとすべてが終わるんです。
 
店員さん「・・・シマノはあるんですが・・・KEOは・・・ないですか?あぁ、やっぱりないです」
僕「ですよね~とりあえずグローブをください(泣 ところで、この辺にほかの自転車屋さんあります?」
という会話をし、他の自転車屋を探し回る。
LOROさん:「シマノしかないですね・・・」
ベターバイシクルさん:「あったかな?・・・やっぱりないです。 Giantストアには・・・あ、なかったんですか・・・じゃぁREDさんになかったら尾道にはないですね・・・」
この時点で選択肢は①あきらめて帰る②スニーカーで走る③別の町へ探しに行く④ペダルを付け替えて君もシマノにならないか!
というわけで最後の頼みのRED BICYCLESさんへ。
お店に入ったらお店の人は電話中、で見回すと・・・をぉLOOKの「ペダル」が売っている!!これはクリートもあってもよいのでは?
探す
探す・・・
探す・・・・・・?
あれ?ない?
と絶望感が押し寄せてきましたがとりあえず電話の終わったお店の方に「LOOKのクリートあります?」と聞くと、
「互換品で良ければ・・・これですね!」
まじか、あったのか、探せなかった僕の目は節穴か
というわけで、無事にクリートをゲットし、シューズもなんか割安のものを見繕ってくれたのでそれを購入。
クリート位置は3~4回調整してもらっていつもと同じ感覚のところへ合わせてもらう。
右:もうちょっと前で・・・前で・・・前で・・・すみません、もうちょっと前行けます?
左:もうちょっと後ろで・・・前で・・・この辺です!
わがままですみません・・・いつもと違う位置で150km走れる気がしないんです
ってか、ちゃんとプロに調整してもらうといつもの位置がなんかおかしいのかも?って気になりますね。
何はともあれ、RED BICYCLESさん、誠にありがとうございました。
少し前まで、尾道にはREDさんとGiantしかなかったらしいです。
で、REDさんのいいところはロードのレンタルもしていること。
曰く「レンタルはやめたいんですよね~うちは自転車屋なんで」とのことですが、基本的に乗り捨てはできないですが朝8時からやってて、お手軽にしまなみ行くならおすすめな気がします。
気さくで、僕は好きなタイプの方でした。

10:40:尾道出発
11:30:因島大橋 元の予定では因島水軍スカイラインを行くつもりだったのですが、距離を短縮するために島の真ん中を突っ切って土生港へ。
12:17:土生港へ到着 時刻表によると・・・2分前に丁度船が出たところorz。とはいえ20min待つと次便があるのでそれで生名島へ渡り、そのまま佐島→弓削島へ。
12:55:弓削島にたどり着き、海沿いに出るまでに道に迷い(右折するべきところを俺は北側を回るんだ、と左折したのが行けなかった)とりあえず一周
北の方の外周部への分岐でこっちであってるの?と不安になるも三角コーンに「島サイクリング」と書いてあって一安心

13:39:再び佐島へ。
13:57:UターンするブルーラインでUターン(正確には魚釣りをしてる人と少しおしゃべり)
14:23:YUMESHIMA CYCLE IKINAで記念撮影
14:33:今年開通したばかりの岩城橋をわたる
14:45:長江港で~もう二度と動かないおじいさんのおふね~(めっちゃ失礼)とか言いながらおそらく3月まで使われていたと思われるフェリーと記念撮影(貸切船と書いてあったので繁忙期には動くのかもしれません)

14:50:積善山クライム開始 4kmで300m上がるので平均7.5%・・・
15:15:無事上り切った・・・と思ったら展望台まではまだ歩いて登らねばならぬ。ビンディングだと少し大変だけど無事に展望台377.6m地点で「360度」の風景を堪能

15:32:おこぎ港にたどり着く。なになに、時刻表によると30分に丁度船が出たところらしい。
なんで毎回フェリー出航の2分後にたどり着くのか・・・というわけで16:00まで待機
16:35:多々羅大橋の現調。確かに屈折してるし、ちょうど曲がってるところに道路が通ってるからそこで止まらないといけないね。

16:45:ついでに聖地とやらにもよってみた(いつもは人が多いから、ってスルーしてたのです)
17:03:大三島橋通過。もとは伯方島も1周するつもりでしたが、コンビニによったぐらいでそのままスルー
18:07:来島海峡大橋の現調。まっすぐですね。
もともとは亀老山も登ろうかと思ってたのですが、このころにはもう日没までに今治へ、ってことぐらいしか考えてませんでした。今から思えば丁度登ったら夕焼けしてそうな時間でしたね。
18:45:今治の宿菊水着。
新尾道からの走行距離143kmでした。
一泊8800円ぐらいで朝夕付きのプランだったのですが、夕食が豪華でタイ飯・タイのかぶと蒸がついておなか一杯になれました(むしろ多かった・・・)
惜しむらくは間違えて喫煙ルームにしてしまったこと。部屋に入るまですっかり忘れてましたし、そこまで気にしないので良いのですけどね。
そして、ご飯の時にほうじ茶を飲みまくったのがいかんのか、22時に寝たのに0時ごろに目が覚めてしまい、2時ぐらいまでとびしま海道でどこ行こうとかルートを考えるという・・・


次の日は朝6時に起きて、6:30から朝食。なぜかあまりおなかが空いていなかったものの、食べておかないとガス欠になるのは目に見えていなので頑張って食べる。
で7:00頃に宿を出て、港でチケットを買う。自転車の人はこれね、と言われてもらったのがせとうちサイクルーズPass。前日のフェリーの中でも安くなるよ、と言われたけど払わせてください、といって普通に料金を払ってたんです。いや、自転車ってあまりお金を落とさないじゃないですか。

7:20:今治港第1桟橋発の「とびしま」で岡村港へ。せきぜん渡船は市営らしい。
8:17:定刻通りに岡村港着。その間も3つぐらい港によってるのですが、乗り降りが一瞬。バス的な位置づけなのもあるでしょうが、本当に着岸して20秒立たずに離岸するような感じでした。
で、朝一でまだ元気だったので、各島の展望台を1つずつ巡ろう作戦を発動し、まずはナガタニ展望台へ。

が、これヤヴァくね?サイコンを見ている余裕がなかったのですが、確実に勾配が平均15%は超えてます。当然道路はコンクリート。
6~7km/h程度しか出ないのに、平均で1min305W、2min284Wという出力で登る。この時ほど28Tで来てしまったことを後悔したことはありませんでした。
しまなみだから平坦でしょ、とか油断して32Tではなかったんです。
後から調べると最大勾配は優に25%を超えるらしく、計算上も305Wで6km/hで、自転車荷物込みで64kgとすると29%の坂ということになります。
・・・いや、1min平均で305Wなので、その間平均29%ってこと?ロスが20%あったとしても100mほどは平均23%が続いていたということで、恐ろしいことが数値でも裏付けられてしまいます。

途中で農園の方?に驚かれ(朝一でハァハァ言ってる声が聞こえてきたらそりゃ驚きますよね)たものの、無事に足をつかずに登り切れました。
で、ナガタニ展望台からもしまなみ海道が一望出来てよかった(今調べるとその上にしまなみ海道へ飛び出せそうなブランコがあるらしい)のですが、僕が気に入ったのは途中にある山岡庭園さんからの景色。(農園さんがご厚意で公開してそう)
隣の大崎下島の御手洗地区が一望できて、ひたすらヤヴェ、ヤベェ、とボキャブラリーが貧困になれる景色が広がっていました。

って、今写真を確認してたら僕は駐車場?からの景色をみていたのですが、別に「絶景・撮影場所」という案内が出てました・・・次行ったときは必ず行かなければ。
とりあえず下る・・・も、勾配が急すぎて、後ろに体重をかけないと後輪が滑ります。前輪ロックさせたら終わりなので、前輪は緩めのブレーキ、後輪は体重をかけつつドリフト気味に下り、事なきを得ました。
ここまでで8:40。走り始めて30min経ってません。
とびしま海道、初手から恐ろしいところでした。

海もきれいで、青い海、青い空、白い砂浜、と眺めながら次の大崎下島へ。
8:53:橋の途中に県境があるらしくでかでかと広島⇔愛媛と書いてしました。
9:03:豊小学校で海沿いルート(左回り)から左側にそれるとすぐにループ橋が!これは通らねば、とループ橋を上る。

なんか道が続いてるからこっちで良いのかな?と適当に山へ分け入っていきます。山肌にはミカン畑?が広がり、その間に住宅が点在する感じでいい眺めです。
お気づきかもしれませんが、蜜柑畑が広がる、ということは斜面が急だ、ということを表しています。(1日の寒暖が大きいこと、光を多く浴びれること、傾斜地で水はけがよいほうがおいしくなる等の理由)
が、初手のループ橋以外はしばらくのんびりとした登りでした。その途中で一峰寺公園こちら、という看板を発見。
ちらりと見ると、先がどこへ続いてるのかわからないコンクリート(つまり急)の恐ろしい道が・・・
ナガタニ展望台のことが頭をよぎり、いやいや、garminさんはまだ先から行けるって言ってるからそっちでいいでしょ、とあえてスルー。
その後トンネル手前にも公園こちら、って矢印が。結局戻ってましたが、距離が長くて同じだけ登ってるのであれば幾分勾配は楽だったはず。
で、ひたすら上る。
平均9%ぐらいの登りなので、28Tでもなんとかシッティング。元気な時ならまだしも上りでケイデンスが40rpmを下回るとうまく回せなくなるのでダンシングに切り替えざるを得ないのです。

9:53:最後の角を曲がってから30minほど、ようやく道の終点?につきました。
大長港と、その向こうに平羅島、中之島をつなぐ2本の橋、さらにその向こうに大崎上島が見える景色が見れます。

その後、一気に海岸線まで下り(下りきらなくてもよい道があったのに下りきってから気づいた 惜しいことをしました)
この辺から疲れて力が出ないな~となってました。
10:33:御手洗町の古い街並みを眺めたり。

11:01:山清青果を探し回った結果、11/30で閉店という張り紙を見つけて驚愕。どこでミカンジュースを飲めばよいんだ・・・と思ったら、海の駅とびしま館で飲めました。
 
11:21:豊島大橋通過。
11:33:豊浜大橋通過。gaminさんでは橋を渡ったらすぐに左折できるようなルートが出てきていたのですが、無理じゃん。直後のトンネルも意外と長かったので歩道を行った方がよかったかも。まぁ車がいないので特段問題はありませんでした。
11:50:恋ヶ浜で青い海と青い空を堪能。
12:07:名もなき展望台の景色がすごい。山岡庭園が今回のクライマックスかと思ってましたが、こっちかも?何で白い砂があるのかは知らないけど。

12:21:物見橋展望台へ到着。が、何年も立ち入り禁止らしい。バイカーの人がカップ麺を食べてた。
 
12:48:蒲刈大橋通過
12:53:松濤園というところがあった。朝鮮通信使ゆかりの施設なのか
13:06:安芸灘大橋通過。
せっかくだから音戸の瀬戸を通過して海沿いで呉へ
14:14:アレイからすこじま
14:26:大和ミュージアム
当初は広島まで自走を考えてたけど、疲れたし呉から輪行でいいや
灰が峰にも登ろうか?と考えてたけど疲れたし呉から輪行でいいや
14:35:呉駅着。輪行袋に入れて駅に入ったところ・・・2分前(14:45)に広島行きが出たらしい。次は30min後。って、なんでこうも2分足りないのか。
元気があれば自走したほうが速いんだけど、疲れたし呉から輪行でいいや

って感じで2日目はなんか疲れてました。
今から思えば寝不足が悪いのでは。ってか夜中にのどが渇いた、といってコーラを飲んだのがいかんのか。
とか反省点はありますが、この季節に晴れているしまなみ・ゆめしま・とびしま海道に行けたのは幸運でした。特にとびしま海道の展望台はおすすめです。
ただ、体力にしろ道具にしろ、ちゃんと準備をしていた方がいいですけどね。

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