2021/08/14

ウーハーの位相を反転させた

昨年iLoudMTM+HS8Sを買って、適当に設置してたのですが、せっかくARCマイクがあるので、ちゃんと特性を測ってみました。とりあえずちょっと気になっていた低音(HS8S)側。
 
今回高音域(というかMTMの方)はちゃんとキャリブレーションしてくれていると信じて気にしていないので
・beforeafterで特性がなんか違うのは気にしないでください(マイクの位置とか測定タイミングが同じではないんです) 
・入力はホワイトノイズとかではなくchirp信号を使っていて、線形な時間に対して指数的に大きさが下がってくるので、周波数を対数スケールでFFTすると左肩上がりな入力になってます。つまり入力で正規化しないと出力も左肩上がりです。なので本来高音測定にはそぐわない(小さいから)測定方法です。
・今回位相は気にしてません
ということはあります
 
で、FFT(出力)/FFT(入力)を計ってみて気が付いたことは、おそらくスピーカとサブウーハが消しあっているっぽいこと。
幸い、HS8Sには逆相にするスイッチがある(というか大抵ウーハーにはあるのか?)のでそれを入れたらまともになりました。
110Hz、180Hz、300Hz付近に何かありますが・・・まぁ、普通の部屋なので仕方ないでしょう。
というか、110Hzはおそらく3つのスピーカーとリスニング位置の関係からやむを得ない気がします。
(340/110/2≒MTMまで+HS8Sまでの距離


before(というか位相はnormal)

after(というか位相をreverce)

 
・40Hzの落ち込みは・・・部屋の長さ(4.2m)?
・72Hz付近は部屋の横か縦(ともに2.35m)?
・110HzはMTMとHS8Sとリスニングポイントの距離
・180HzはMTMとリスニングポイントの距離 
あたりが関係してそうです。

matlabでfftやらせたのですが、コマンドは
data=importdata('REC02.WAV');
tt=20;
loglog((1:48e3*tt)/tt,abs(fft(data.data(48e3*1+1:48e3*(tt+1),1))./fft(input(1:48e3*tt,1))));axis([20,24000,0.05,10]);
とかそんな感じです。そういえば会社ではcsvをエクセルマクロ(ネットからほぼコピペ)でFFTさせてますね・・・その方が誰でも使えるので
 
とかやっててやっぱ高音も測っとくか、と思ったものの、octave分析とかさせようと思ったらmatlab2018以降のsingalprocessingtoolboxが要るらしい。僕は2016bで保守更新はしてないのでどうしよう。
いや、自分で作ればいいんだけど・・・
ってかフリーでなんかあるでしょう。
 
と思ったらこんなところを見つけた。
https://souzouno-yakata.com/analy-tool/
同じく、efのページを久しぶりに見たら、上記のlogスイープで高音が、というのがちゃんとよくある質問に書いてあった。みんな思うよね。
そして、初めて知ったwavegeneの「チェックボックス上で右クリックする」と沢山設定が出てくる機能。
知ってれば悩まなかったのに・・・というわけで線形スイープで再測定・・・もしたんだけど、「創造の館」さんのピンクノイズを使う方法がスマート?(結局スイープと同じ問題ははらんでるので高音域はあまりあてにならないかもしれませんが)だったので、わざわざ自分でやらなくてもうこれでいいや。
 
・WGでピンクノイズを出す 
・WSでピークホールド
・WSOファイルを保存して上記のマクロに突っ込む
で出てきたのが↓
大体±3dB(幅6dB)ぐらいに収まってるので、こんなもんでは。
高音域はスイートスポットが狭いらしく、マイクを左右に少し(1cmとか)動かすだけで結構大きく結果が変わります。
あまり気にしすぎてもしょうがないんでしょうね。
 
22/01/29追記
とかやってたのですが、わざわざ自分でfftしたりゲイン求めたりしなくても勝手にやってくれるソフトがあった・・・
というわけで便利です。 

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