2019/04/28

久々のPC弄り

10連休なのでPCを更新しようと思いました。

鯖で使っているマシンはSandyBridge i7-2700Kなので、もう8年前の構成です。(メインもdevil's canyonなので5年ものですが)
これをイマドキのものに変えようという計画で、Ryzen2を待っていたのですが、GWに組んで、CPUが出たら換装すればいいじゃない、と思い立ちました。
時間のある時にやっておきましょう。

というわけで2か月後には新CPUが出るかもというこんな時期にryzen2700Xとついでにいろいろ買ってきました。
CPU:AMD Ryzen 2700X
M/B:ASUS PRIME X470-PRO
MEM:Corsair vengeance lpx 2x16G (CMK32GX4M2B3000C15 ver5.32 sk-hynix)
M.2:Crucial P1 500GB
SSD:Micron 1100 2TB(MTFDDAK2T0TBN-1AR1ZABYYなので暗号化なしver?)
HDD:IronWolf 8TB

という構成で、システムはM.2、ワークはSSD、データ保存をHDDという棲み分けにします。
今まではシステムにSSD、ワーク・データ保存にRAID5(HDDx4)としていたのですが、 HDDを増設するにも3個買わなければ、というのが躊躇するところになっていたので、どうせ定期的にバックアップするのであればRAIDである必要はないな、という結論に至りました。

M2のPCIeのものは初めてなのですが、システムで使うのであれば別にそんなに早い必要もない・・・というかそれならSSDでいいじゃんと今となっては思いますが。
メモリは中古で交換保証込みだったので動作確認済みのこれでいいじゃんと。

グラボは750GTX が余ってるのでそれでセットアップ。
ちょっと心配だったのが将来的にはグラボなしで運用するつもりなので、そういったこともできるかどうかだったのですが、無事グラボなしでも起動し、ネットワーク越しにログインできることを確認できました。

ざっとエンコードをやらせてみた感じではメインマシン(4790K 4.5GHz)の1.5倍程の速度が出ていそう。
さすが8コア/16スレッド。

Ryzen2に向けて期待が膨らみます。





で、Avisynth+で1920x1080のmpeg2に下記スクリプトでprefetch(x)をやってエンコードした時のfps(Y軸)のグラフがこれ。

TFM(mode=1,order=-1,PP=1,slow=2,input=TFMout,batch=true)
TDecimate(mode=1,tfmIn=TFMout,input=TDout,batch=true)
   
FluxSmoothT(temporal_threshold=3)
Spline144Resize(1280,720)
block=32
dfttest(ftype=0,f0beta=1,sigma=4,sbsize=block,sosize=block/2,smode=1,swin=0,tbsize=1,tmode=0,twin=7,dither=2,threads=1)
unsharpHQ(THRESHOLD=64,SHARPSTR=2.5,SMOOTH=0.0,MODE=1)

 エンコード速度サンプル


縦軸はfps、横軸はスレッド数
dfttestのスレッドを1つにしているのはMT_MULTI_INSTANCEにするため。
TFM、TDecimateは前処理した入力を入れているのでほぼ処理はなし 。
なので、FluxsmoothT、Sprine144Resize、dfttest、unsharpHQを入れて50fpsを超える速度が出ていることになります。
ちなみにx264の方は--crf 20 --scenecut 65 --bframes 6 --b-adapt 2 --ref 4 --direct auto --me umh --subme 8 --cqm flat --trellis 2といった感じ。
これを見る感じではコア数-1のprefetchでちょうどよい感じですね。
にしても4790Kの倍近い速度が出るとは思いませんでした。
苦手らしいx265 ではどうでしょうね。

→x265(ver3.01) --crf 20 --preset medium  --output-depth 10
で、リサイズなし(=1920x1080のまま)、TFM/TDecimate入リ(プリプロセス無し)という重めの処理で試してみました
(プリプロセス無しでもスレッドを増やしていけばほとんど変わらなかった(0.2fps位?)ので。
また、avisynth自体は10bit化しておらず、バンディング低減のためにx265だけ10bit処理にしています)

4790K
0 encoded 2868 frames in 269.24s (10.65 fps), 2793.53 kb/s, Avg QP:23.99

Ryzen2700X
0    encoded 2868 frames in 226.02s (12.69 fps)
2    encoded 2868 frames in 234.64s (12.22 fps)
3    encoded 2868 frames in 180.87s (15.86 fps)
4    encoded 2868 frames in 170.41s (16.83 fps)
5    encoded 2868 frames in 169.00s (16.97 fps)
ってな感じで、1.6倍ぐらいですね。(0というのはMTせず、dfttestのスレッドも制限していない場合です)
4790Kは素(0)の状態でCPU負荷が100%に達してこれ以上速度UPを望めないのに対し、8コアあるとさすがにもっと行けるようです。
この処理をi7-2600Kでやらせると速度が7~8fps位になって現実的ではなかったのですが、Ryzenなら行けそうですね。


Micron 1100 (MTFDDAK2T0TBN-1AR1ZABYY)のファームアップデートが来ていた。

Changes and improvements made in firmware M0MU033 and M0MA033 over previous firmware M0MU031
and M0MA031 are:
- Enhancement to close a security vulnerability
- Unexpected Power Loss Improvements
とのこと。また、ship dateは2019-7/9となっているので、それ以降のは新しくなって出てくるんでしょうね。

標準付属のwraith prismだとCPUの温度が85℃に達するので、別売りのクーラーを買ってきました。
sandybridgeのころから個人的にちょっとあこがれのあったSilverArrowのT8です。NoctuaのD12Sとかも迷ったのですが、SilverArrowT8の方が安かったので。
大体標準-20Kという驚異的な冷却性能です。
wraith prismもそこそこの能力を有していると思うのですが、やはり専用クーラーの方が安心ですね。
(Ryzen2もありますし)

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