2011/05/24

王がスト

穢翼のユースティア Official Web -Portal Page-

土曜日の途中から日曜の夜までほぼ30時間耐久でやってました。
途中で4時間ほど落ちましたが、間延びせず一気に読めるシナリオでした。

んで、今までのAugust作品とは違い、萌要素を排し、テーマ性・メッセージ性を押し出した作品です。
過去作の中ではPrincessHoliday、夜明けな、FA、BP、はにはに、といった順に好きだったのですが、プリホリとどちらか悩むぐらいには気に入ってます。
僕の中では最終的にはプリホリが勝りますが。

仕方がない、不条理、等といった僕の好きなキーワードにまじめに取り組んでくれていますし、基本1本路なのでストーリー的な破綻はありません。
世界観もしっかりしていますし、ファンタジーなので多少のことには目をつぶれます。
本作は各キャラ毎のストーリーをつなげて1つの物語を形作っているのですが、僕としては1つの世界観の上で各キャラストーリーを描き、最後に世界観によって立つグランドエンドを描く、という手法が一番好きです。ってか最高です。あの「してやられた」感がとても。
そういった意味でハートフルメモリーズやAS、PrincessHoliday、BinaryPot、マブラヴunlimited、Baldrシリーズ等は良いです。

って話が逸れました。
コンフィグの設定項目など、僕がアンケートに書くような項目にはすべて取り組んでくれたような気がしてとてもうれしい限り。
一方、魅力的なキャラ、というよりは物語の登場人物としてキャラを描いているため、多少キャラは弱い気はしますが、物語のキャラとして見れば十分魅力的なので問題はないとも言えます。

惜しむらくはテーマ性を重要視しているためにキャラ個別に掘り下げるような作りにはなっていないということと、ティアルートの主人公が突然ヘタレるということ。
マブラヴのようにヘタレなかったらルートがあればより良かったような気もします。

0 件のコメント:

コメントを投稿