2016/04/03

5年間

最近、SSEとかAVXとかの中身を調べていて思ったこと。
AVXは浮動小数点が256bit化され、AVX2は整数演算も256bit化されたらしいです。
だからAVX2ではx264の性能が上がってるんですね・・・

それにしても、CPUの最新モデルであまり変わり映えがしなくなって早数年、
PCの性能を左右する自作のキーパーツ ~CPU再入門編 その1~
でも5年前のCPUにもかかわらず、OC前提ならまだいけるのでは?(意訳)と言ってしまっているように、実質、今でも5年前のCPUであるところのi7-2600Kから乗り換えるメリットは薄いといっていいでしょう。なにせ、定格から30%もOCして常用できます。
この差を電力効率の向上でペイできるかというと実際のところ大半の人の使い方では「NO」でしょう。
電力が50W違って24時間365日動かしっぱなしにしても1万円/年も変わりません。

1998年ごろからの目まぐるしく変わるCPU市場を見慣れてしまった分、最近は「何も変わらない」という気がしてしまいます。
その理由を求めるなら、ついこの間Intelが認めたようにムーアの法則が崩れたこと、パソコンの主目的がシミュレーションやゲームなどの演算能力を必要とするものからただ単にインターネットができればよいというように変わってしまったこと、単にライバル(AMD)の停滞といったことも挙げられます。

スマホの普及により、ネット利用向けのパソコンの市場は縮小している昨今ですが、縮小すればこそ、コアな人たち向けの自作PC、という時代が再度来てほしいと願ってしまったりもします。