なくせる物なら

朝日新聞デジタル：「原発０％」７割支持　政府の意見聴取会終了 - 政治

原発をなくして、代わりに再生可能エネルギーですべて電力をまかなえるのであれば、なくしたいものですね。


以前某政党は国庫支出には埋蔵金がある、見直せば増税せずにいろいろできるハズだ、と言っていたことがありました。
それを信じた人がいたのかどうかは不明ですが、政権は代わりました。
が、残念ながら、政権が代わっても埋蔵金は見つかりませんでした。

今、原発をなくそうといっている人たちに意見を聞くと、大抵、再生可能エネルギーで代替すればいい、と言います。
クリーンで安全な再生可能エネルギーを使えば、危険な原発を稼働させなくてもいい、と。

確かに、「可能」でしょう。
再生可能エネルギーをクリーンで安全にするのも、現在の原子力に匹敵するだけの電力をまかなわせることも、可能だと思います。

ですが、その人たちは「可能」とするだけの覚悟があって言っているのでしょうか？
自らが、「1人称で」実行していく気はあるのでしょうか？

可能なんだから、誰かがそれをやればいい。
国や電力会社が責任を負うべきだ。
いえ、それは僕の仕事ではありません。

あれが欲しい、これが欲しい、それは嫌だ。

意見を伝えることは重要ですし、幸いにも現代の日本では意見を口にするのは自由です。
しかし、「自由」というのは「無責任」とは異なるということを、忘れがちな人が多いように思えます。

意見を表明する人はそのために自分はどうするのか、どうすれば実現できるのか、考えてもらいたいものです。
・・・署名活動に参加しますとかではなくて。