2011/10/09

なにこのゆとり

機動戦士ガンダムAGE 公式サイト

・・・開始2分の間にどれだけ見るのをやめようと思ったことか。
結局我慢して1話を見切りましたが。

僕はガンダムは戦争を描く作品であり、主人公の物語を描く作品ではないと思っているのでこれはちょっと・・・。
「機動戦士」と冠する作品でこれだけどうしようもなさそうなものは初めてですが、サンライズ作品ですし、一応見て行きたいとは思います。
1話のサブタイトルからして「救世主ガンダム」で、ガンダムとは名ばかりなのはわかりきっているという話もあるので、まぁ、勇者シリーズと思っていれば良いですかね。


ガンダムとは少し離れますが、最近のラノベは勝利の方程式が友情・覚醒・勝利という式で成り立っているそうな。
というかラノベの中に書いてありました。

つまりは
・自分には秘められた力がある
・同、秘められた過去がある
・やればできる
・チャンスは自然にやってくる
・誰かが自分のためにお膳立てをしてくれる
・努力?なにそれおいしいの
・最初からハーレム
・最終的に精神論(を瞬間的に叫ぶだけ)
という主人公の物語を書くだけでほかには特に何もないというのが多い、と。
いやまぁ青春群像とかを描きたいというのであれば主人公に特化する必要はないですし、たぶん僕がただの恋愛ものに飽きているというのがこう思う要因なんでしょうが、それにしても似たような中身の薄いラブコメが多いな、と。

最近は小説なのに話が面白くなくても挿絵がよければ売れる・アニメ化するというよくわからない時代ですが、これはどちらかというと供給側の問題と思えなくもないです。
特徴のない物は量産できる一方、まともな作品は書く側に伝えるものを伝えるという本来物書きには当たり前の資質が求められます。
そして資質を持つ人は多くありません。
それにも関わらず、ヒットを1作作るよりそれなりのものを10作作ったほうが儲かるという真実と、市場規模が大きくなってしまったがために適当な作品でも元が取れてしまうという残念な事実に基づき、とにかく供給量・作品数を増やした結果、本来の読み物としての品質は全体的に落ち、その分を挿絵で補っているがために、内容はくだらなくても売れる、という奇妙な現象が起こっているのではないでしょうか。
まともな作品もあるので、このまま発散・消滅してしまわないことを祈っています。
なんか一時期のプレステと任天堂の対比みたいですね。

ちょうどよいのでこれを貼っておきます


>強硬手段
・・・その発想はなかった。
PVとしては原曲のほうがすきです。

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